勇者でもないのに勇者召喚に巻き込まれてしまったアラフォーサラリーマン、入間 巧。 間違って呼ばれて元の世界に戻ることもできなくなってしまったタクミは、 「巻き込んだお詫びに」と女神ノルンから手厚すぎるほどの加護と過保護なサポートを受け、 剣あり魔法ありのファンタジー世界『ミルドガルド』で人生をリトライすることに。 「戦闘職は絶対合わない」と地味な生産職を希望し、 バトルとは無縁の穏やかで慎ましい異世界ライフを希望――のはずが 与えられたスキル『錬金術』は、聖剣から空飛ぶ船まで何でも作れる超最強スキルだった……! ひょんなことから手にしたチートスキルで、商売ではボロ儲け、バトルでは無双状態に!?
女神祭――迷宮都市オラリオが活況に包まれる、実りの祝祭。 豊穣を象徴する女神たちは祭壇に奉られ、その中にはあの『美の女神』の姿も。 ダンジョン深層という死地から生還を果たし、日常を取り戻したベル・クラネルもまた、女神祭の賑わいを楽しむはずだった…… ――とある酒場の娘から一通の手紙が届くまでは。 『ベルさんへ 今度の女神祭、二人だけでデートしてください。 シルより』 都市の片隅、小さな酒場で固まった、少女のたったひとつの決意が、少年と迷宮都市を狂わせていく。 そして、『最強』を標榜する『強靭な勇士(ルビ:エインヘリヤル)』達が今、動き出す。 これは、少年が歩み、少女が望む――【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】――
"本物の魔王"の死後、恐怖の時代は終わったかに 見えたが、単独で世界を変革しうる“最強”たちが 新たな脅威となった。 黄都からの独立を宣言したリチア新公国は、 この力をもって覇権国家である黄都との 全面戦争を開始。 この二つの国が引き起こした新魔王戦争は、 圧倒的な力を振るう修羅たちの激突によって、 凄惨な破滅という結末を迎えた。 しかし、世界にはまだ時代を変革しうる 逸脱の存在がある。 あらゆる能力や種族の頂点を極めた修羅たちと、 それを利用すべく謀略を巡らす者たちが 一点に集うとき、宿命と凶兆は交差し、 すべてを塵に帰す大いなる厄災が訪れる。
人間の住む「物質界アッシャー」 と悪魔が住む「虚無界ゲヘナ」。 本来は干渉することすらできない二つの次元だが、 悪魔はあらゆる物質に憑依し、物質界に干渉していた。 しかし人間の中には、そんな悪魔を祓う「祓魔師エクソシスト」が存在した―― 運命と対峙する霧隠シュラのエピソードや、正十字騎士團の闇が浮かび上がる「雪ノ果篇」。 奥村燐・雪男の出生の秘密――〝青い夜〟の真実に迫る「終夜篇」。 物語はいよいよ「青の祓魔師」の核心を暴き出す――